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2009年の「生産頭数」「種付牝馬頭数」まとまる

2010年03月18日 16時11分

JRHR日本軽種馬登録協会とJBBA日本軽種馬協会による、2009年生産頭数、種付牝馬頭数など、生産に関する頭数がまとまった。
両協会の調べによると、09年の生産頭数は7473頭で、前年に比べ95頭(+1.3%)の増加。うち、サラ系統は7464頭で前年比94頭増(+1.3%)、アラ系統は9頭で同1頭増(+12.5%)とともに増加した。サラ系統は8年ぶりの増加、アラ系統は15年ぶりの増加となった。
地域別では、新ひだか町の1865頭がトップ。以下、浦河町の1377頭、日高町の1244頭、新冠町の1223頭、胆振地区の1138頭と続いた。全生産頭数で北海道が占める割合は96.53%。日高は80.65%、胆振地区は15.23%だった。
種付牝馬頭数は全国で9872頭で、前年に比べ396頭(-3.9%)の減少。うち、サラ系統は9845頭で前年比391頭減(-3.8%)、アラ系統は27頭で同5頭減(-15.6%)だった。国内の種付牝馬頭数が1万頭を下回ったのは1967年以来42年ぶり、サラ系統の種付牝馬頭数が1万頭を下回ったのも71年以来38年ぶりのこと。
地域別のトップは、新ひだか町の2317頭。以下、浦河町の1778頭、日高町の1732頭、新冠町の1642頭、胆振地区の1587頭と続いた。
また、09年のサラブレッドの輸入頭数は211頭で、前年に比べ-98頭と大きく減少。前年は3年ぶりに増加したが、わずか1年でマイナスに転じた。
輸入馬の内訳は、種牡馬はわずか1頭で、繁殖牝馬が100頭(受胎71頭、空胎29頭)、競走馬が110頭(牡70頭、牝40頭)。産地別では米国が122頭、愛国が36頭、英国が22頭だった。
「100年に一度の危機」と呼ばれる経済状況だった09年。世界のサラブレッド市場も例に漏れず、不況の影響を受けた。日本においても景気の底割れが懸念される一年だったこともあり、海外市場へ参加するバイヤーが減少。金融不安の影響をモロに受けた数字となった。

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