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静内3種馬場で種牡馬展示会、JBBA、アローS、レックスS

2010年02月25日 16時08分

2月中旬から始まった馬産地恒例イベントの種牡馬展示会。その最後となるイベントが2月23日、新ひだか町の静内地区3種馬場、JBBA日本軽種馬協会静内種馬場、アロースタッド、レックススタッドで開催された。穏やかな好天に恵まれたこの日、3会場には約500名の軽種馬関係者が巡察。3時間で50頭以上の種牡馬を駆け足で見て回った。
この日最初に行われたのがJBBA静内種馬場。今年から3つの種付条件を設定したJBBAでは、胆振種馬場の3頭も含め14頭を展示し、種牡馬のPRに努めた。
新種牡馬のヨハネスブルグは満を持して最後に登場。欧米4カ国のG1を制し、欧米の2歳チャンピオンに輝いた競走成績、南北両半球ですでにG1ウイナーを送り出す種牡馬実績を引っ提げての種牡馬入りだけに、その一挙手一投足に注目が集まった。
続くアロースタッドでは、2頭のニューフェイスを筆頭に19頭の種牡馬を厳選して紹介した。
最初に展示されたのは、交流G1・5勝を挙げたアジュディミツオー。織戸眞男オーナーも馳せ参じ、愛馬との思い出、種牡馬としての思いを懸命に訴えた。続いてもう一頭の新種牡馬トップオブツヨシを披露。タヤスツヨシ産駒初の後継として熱い視線が向けられていた。
その後は、今年初年度産駒がデビューするスズカマンボ、ダート実績抜群のサウスヴィグラス、アジュディケーティングなどをお披露目。展示終了後には繋養種牡馬の種付権利株などが当たる抽選会も実施された。
展示会のラストを飾ったのはレックススタッド。G1ホース4頭を含め6頭のルーキーが加入した同スタッドでは、日高最多となる26頭の全繋養種牡馬が展示された。
新種牡馬は、サンデーサイレンス最後の大物として知られる有馬記念勝ち馬マツリダゴッホ、フレンチデピュティの後継として期待高まる宝塚記念優勝馬エイシンデピュティ、並み居る猛者を退けジャパンCを制したスクリーンヒーロー、目を見張る成長力で菊花賞馬に上り詰めたスリーロールス、アグネスタキオンの後継スマートエンブレム、エンドスウィープの後継スマートギルドの6頭。マツリダゴッホの展示には国枝栄調教師、スクリーンヒーローには鹿戸雄一調教師、スリーロールスには武宏平調教師がマイクを握り、宣伝役を買って出た。
そのほか、新入厩のローエングリン、展示会初登場となるコパノフウジン、2歳新種牡馬のテレグノシス、実績上位のティンバーカントリーなどが続々と登場。最後まで各種牡馬の動きを注意深く観察していた牧場関係者は「これだけの種牡馬を一度に見られることは滅多にないチャンス」と、用意されたカタログと実馬を交互に見比べ、配合に思いを巡らせていた。

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