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アルデバランⅡの本邦初産駒が誕生

2010年01月21日 17時55分

昨シーズンから新ひだか町のJBBA日本軽種馬協会静内種馬場に繋養されているアルデバランⅡ(牡12歳、父ミスタープロスペクター)の本邦初年度産駒が1月19日午後11時過ぎ、新冠町の新冠タガノファームで誕生した。
待望の初仔は、母にライアメロディー(牝7歳、父アドマイヤベガ)を持つ鹿毛の牡馬。近親にアントニオバローズ(G3シンザン記念)、歴史的大種牡馬ノーザンダンサーなどがいる牧場期待の一頭だ。
父と同じような流星を額に輝かせる“長男”は、予定日より2日ほど早く生まれたが元気いっぱい。翌日、厩舎前の小さなパドックに放牧されると、雪の上を所狭しと駆け回り、愛嬌を振りまいていた。「体型はアルデバランの良さを受け継いでいると思います。順調に育ってほしいですね」とは同ファームスタッフ。2年後のデビューを心待ちにしていた。
アルデバランⅡは世界的オーナーブリーダーとして知られるニアルコス・ファミリーの自家生産馬。競走成績は英米25戦8勝で、2003年にG1サンカルロスH、G1メトロポリタンH、G1フォアゴーHと3つの短距離GⅠを制し、米チャンピオンスプリンターに輝いた。現役引退後の04年に米国で種牡馬入り。種牡馬としてすでにダノンゴーゴー(G3ファルコンS)などを輩出している。
本邦初供用となった昨シーズンは、JBBA種牡馬では最多となる98頭の種付頭数を記録。偉大な父ミスタープロスペクターの後継として期待されている。

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