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女闘士ゼニヤッタが牡馬を完封―米ブリーダーズCクラシック

2009年11月08日 13時31分

今年で第26回となるブリーダーズCワールドチャンピオンシップは、昨年と同じ米国カリフォルニア州サンタアニタパーク競馬場で11月6日、7日の2日間にわたって行われた。
注目の“クラシック”(G1、AW10ハロン、総賞金500万ドル)は5歳牝馬のゼニヤッタが1番人気に推された。スタートでダッシュの鈍かったゼニヤッタはスタンド前をポツンと離れた後方から進む。ハナを切ったリーガルランサムのペースは前半2ハロン24.16-4ハロン47.88と昨年カジノドライヴがつくったペースとほぼ同じ。向正面に入っても、相変わらずゼニヤッタはマインザットバードを交わしただけで、馬群からは少し離れた後方を進む。しかし、バックストレッチが終わると、そこからがスーパー牝馬の本領発揮の場だった。
インコースにポッカリと空いたスペースをスイスイと上昇したゼニヤッタは、最終コーナーを回ると先行勢を射程圏内に収め、直線に入ると外へ持ち出す。内からはジオポンティが抜け出しを図るが、残り1ハロンからのゼニヤッタの瞬発力は強烈。前をまとめて交わすと、2着のジオポンティを1馬身突き放して完勝を収めた。牝馬による“クラシック”制覇は史上初。ゼニヤッタは昨年の“レディーズクラシック”に続く異カテゴリーでのブリーダーズC連覇を達成し、自身の無敗連勝を14に伸ばした。
昨年に続く同競馬場での施行とあって、BCターフでは英国のコンデュイトが、BCマイルではフランスのゴルディコヴァがそれぞれ連覇を果たした。

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