ニュース

中央 その他

スリリングサンデーがイーストSへ移動

2009年08月06日 14時09分

日高町のブリーダーズスタリオンステーションに繋養されていた種牡馬スリリングサンデー(牡13歳、父サンデーサイレンス)が、浦河町のイーストスタッドへ移動した。
同馬の競走成績は18戦5勝。屈腱炎や喘鳴症(ノド鳴り)のため大成できなかったものの、アドマイヤベガ、ナリタトップロード、トゥザヴィクトリーらと互角に渡り合う実力を持っていた。登録抹消後は乗馬になる予定だったが、全弟のダイワメジャーが皐月賞を制する活躍を見せたことにより2004年4月、急遽種牡馬入り。シーズン半ば過ぎからのスタートだったが、実質種付料無料の効果もあり、73頭の繁殖牝馬を集めた。
産駒は本馬の雄大な馬格を受け継いだものが多く、1歳市場で高額取引される馬も登場。これまでにデビューした3世代から、ジルグリッター(南関東・戸塚記念)、リュウノツバサ(岩手・阿久利黒賞)、インカローズ(南関東・桜花賞2着)など、地方で多くの活躍馬を輩出している。
今回の移動はシンジケート会員の総意によるもの。新天地での活躍を願い、送り出された。事務局の(株)ジャパンレースホースエージェンシーでは「馬体は若く、血統的背景も十分。産駒成績も上がってきているので可能性が広がります」と歓迎。栗毛のサンデーサイレンス後継に期待を懸けていた。なお、来年度の種付料は未定。

ニュース一覧

  • 全て
  • 中央
  • 地方
  • 海外
 

上へ