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アンバーシャダイ産駒、JRAから姿消す

2009年07月23日 19時35分

2003年のG3朝日チャレンジC、06年のG3関屋記念などを制したカンファーベスト(牡10歳、父アンバーシャダイ)が7月15日、JRAの競走馬登録を抹消されたため、アンバーシャダイ産駒がJRAから姿を消した。
アンバーシャダイ(07年1月死亡)は、11年連続JRAリーディングサイアーに輝くなど、数々の記録を残した大種牡馬ノーザンテーストの初年度産駒。81年の有馬記念、83年の天皇賞・春など通算34戦11勝の成績を収め、総収得賞金は4億6205万4400円にのぼり、JRA史上初の“4億円ホース”となった。
84年に種牡馬入りしてからは、メジロライアン(G1宝塚記念)、カミノクレッセ(G2日経新春杯)、レインボーアンバー(G2弥生賞)やカンファーベストなど17頭(26勝)のJRA重賞勝ち馬を輩出。輸入種牡馬全盛の時代にあって、92年にはJRA総合種牡馬ランキングで3位に入るなど、内国産種牡馬のエースとして獅子奮迅の活躍を見せた。晩年になっても衰えず、87年から07年まで21年連続JRA勝利を記録。父ノーザンテースト譲りのタフネスぶりを発揮していたが、唯一頭のJRA現役産駒の登録が抹消されたことにより、ひとつの時代に幕が下ろされた。JRA通算勝利数は618勝、総収得賞金は124億7273万6400円。
なお、NARではアキノサクラ(牝7歳、大井)、ヒデノシーザー(牡8歳、高知)など6頭が登録されている。

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