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50億円「馬産地再活性化緊急対策事業」説明会開催

2009年07月02日 15時51分

農林水産省が2009年度の補正予算案に盛り込んだ、総額50億円の「馬産地再活性化緊急対策事業」の説明会が6月19日、札幌市内で行われ、予算概要などが明らかにされた。
不況を背景とした軽種馬の取引価格低落による軽種馬生産者の経営悪化、軽種馬生産が基幹産業である馬産地の地域経済悪化を懸念。この緊急対策事業では、50億円の資金を導入することで、馬産地活性化に向けた馬生産の体質強化と流通対策を図ろうとしている。
事業期間は09年度から11年度までの3年間。事業内容は、馬産地の分業化・共同化などの高度化・複合化等に必要な施設・機械のリース方式による導入の支援(補助率1/3)、償還困難な負債の借換えのための長期低利資金を融通(融資枠50億円)、市場上場馬のレントゲンやノド内視鏡検査への助成といった、流通活性化の取組支援、の3つを柱としている。
事業主体は公募で決定。現在、NAR地方競馬全国協会が名乗りを上げている。これまでJBBA日本軽種馬協会といった軽種馬関係団体からの生産対策費はあったが、国費が投入されるのは初めてのこと。それだけに馬産地では「有効に活用していきたい」としている。

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