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豪年度代表馬はウィークエンドハスラー

2008年09月03日 16時34分

9月1日、豪ヴィクトリア州メルボルンのパラディウム・アット・クラウン(※)で、07/08年シーズン(7/31まで)の豪年度代表表彰が行われ、年度代表馬にウィークエンドハスラー Weekend Hussler(セン3=馬齢は昨季のもの、R.マクドナルド厩舎)が選出された。
ウィークエンドハスラーは父ユソネット Hussonet(北米で7戦3勝。父がミスタープロスペクター Mr. Prospector で、母が米最優秀3歳牝馬のサカウィスタ Sacahuista という良血)、母ウィークエンドビューティ Weekend Beauty、母の父エリシオFRという血統の豪州産馬。
昨季の成績は11戦9勝。うちG1で6勝を挙げており、これはオーストラリアのシーズンG1勝利数タイ記録(他にキングストンタウン Kingston Town が79/80年シーズンに達成)となっている。
ウィークエンドハスラーは昨年8月にデビュー(4着)、2戦目で初勝利を挙げた後は連勝街道をひた走り、G1コーフィールドギニー、G1アスコットヴェールSを含む5連勝を飾った。続くG1エミレーツSでは、古馬の壁に跳ね返された格好で10着に敗退したが、小休止を挟んで臨んだ今年2月のG1オークレイプレートを快勝すると、立て続けにG1ニューマーケットH、G1ランドウィックギニー、G1ジョージライダーSと、見事な4連勝でシーズンを締めくくった。
今季もすでに2走。8月16日に行われたG2J.J.リストンSでライトファンタスティック Light Fantastic(G1オーストラリアンギニー勝ち馬、このレースを含み現在5戦5勝)に屈して2着と敗れたが、30日のG2メムジーSでは勝利を収めた。さらに、今週末6日のG2マカイビーディーヴァSにも出走を予定。ここにはライトファンタスティックも姿を見せることになっており、注目を集めている。
ウィークエンドハスラーはこれまで芝1600mまでの経験しかないが(今週末のG2マカイビーディーヴァSも芝1600m)、今季は距離延長も予定。G1コーフィールドカップ(芝2400m)やG1コックスプレート(芝2040m)、G1メルボルンカップ(芝3200m)挑戦を視野に入れている。
なお、一昨シーズン(06/07年)の年度代表馬ミスアンドレッティ Miss Andretti は、昨年のG1香港スプリントで10着に大敗して以降不振に陥っていたが、8月30日に行われたLRザ・ヒースでも大差のシンガリ負け(14着)。陣営は今後本来の姿を取り戻すのは困難と判断、繁殖入りが決められた。通算成績は31戦19勝(うちG1・5勝)。
(※)1500人が着席可能という規模を誇るメルボルン最大級のホールで、豪クラウン社が展開するカジノを含む複合エンターテイメント施設のひとつ。

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