ホッカイドウ競馬の日高管内の馬主組織である、北海道馬主会日高馬主振興会はこのほど、優勝会員へ報奨金を出す新規事業を立ち上げた。
北海道馬主会には現在、全国から496名が加入。道内の会員は363名で、うち日高管内の馬主151名が振興会を組織しているが、その数は減少を続けているという。
そこで同振興会では会員の確保と加入促進を図るため、独自の報奨金制度を制定。今シーズン、同競馬の3歳以上のレースに優勝した先着10名の会員に対し、1万円の報奨金を出すことを決めた。
近年は全国的に地方競馬の低迷ぶりが著しく、馬主の減少にも歯止めがかからない状況。さらに馬主の減少により入厩頭数も減り、レースの質の低下とファンの競馬離れを招くという負のスパイラルに陥っている。
同振興会では「報奨金を出すことで馬主を増やし、競馬の売上げ増につなげられれば」と効果を期待している。