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馬インフルエンザ禍、収束へ―オーストラリア

2007年12月08日 17時48分

10月に始められたワクチン投与が効果を発揮、オーストラリアの馬インフルエンザ禍は収束に向かいつつある。12/1、今回最も大きな被害をこうむった東南部ニューサウスウェルズ州の州都シドニーにあるランドウィック競馬場でメトロポリタン競馬(大都市競馬)が再開。ひと足早く10月末に始まったプロヴィンシャル競馬(地方競馬)から遅れること1カ月、待望の再スタートが切られた。同競馬場での開催は約3カ月ぶりで、この日行われたアローフィールドスタッドスプリント(芝1200メートル)には昨年のG1スプリンターズSの覇者で、6月の英ロイヤルアスコット遠征から帰国後、約5カ月ぶりとなったテイクオーバーターゲットAUSが出走。トップハンデ61キロを克服して1着ゴールインを果たし、競馬場に詰めかけた2万人を超えるファンを沸かせた。同州の競馬を統括するレーシングニューサウスウェルズでは、ファンからの要望を受けて馬インフルエンザ感染馬のリストを公表。今後1、2カ月は続けられるという。同日、同様に馬インフルエンザの被害に見舞われていた北東部クイーンズランド州(州都ブリスベン)でも、ドゥーンベン、ゴールドコーストなどの各競馬場で開催が再開。同州では馬の移動規制も緩和されつつある。

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