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JBC協会が北海道知事に寄付金を贈呈

2007年04月27日 12時58分

ホッカイドウ競馬の「スタリオンシリーズ競走」への支援を行っている、JBCジャパンブリーダーズカップ協会の吉田勝己会長、吉田照哉副会長は4月20日、道庁を訪れ、同競馬の振興策として新設された「スタリオン・プレミアムシリーズ」の賞金に充当される1600万円の寄付目録を、高橋はるみ知事に手渡した。
スタリオンシリーズは、有名種牡馬の「翌年度種付権利」が優勝馬の馬主に副賞として付与されるレース。同競馬支援のため2000年から実施されており、種付権利はJBC協会が無償で提供している。同競馬の馬主の約6割が“生産者馬主”であることから、生産活動の根幹をなす種付けの権利を贈呈することで、産地の活性化、さらにファンに馴染みのあるレース名を付けることでの新規ファン獲得と売上拡大に大きく貢献している。
今回寄付した1600万円の内訳は、ディープインパクトの種付料相当額となる1000万円と、アグネスタキオンの種付料相当額600万円。寄付金は同競馬で新たに実施する冠レースの1着賞金に充てられ、「ディープインパクト・プレミアム」が年4回、「アグネスタキオン・プレミアム」が年3回、合計7レース行われる。種付権利を現金化して賞金に活用するのは初めてのこと。「2頭とも高額な種付料なので、分散して多くの人に配分された方が良い」(JBC協会)という意図がある。
寄付目録とディープインパクトのぬいぐるみを手にした高橋知事は「頂いた寄付はホッカイドウ競馬のために有効に使いたい。しっかり頑張っていくので今後ともご支援をお願いします」と感謝。吉田会長は「ホッカイドウ競馬は産地のためにも必要。良い人材は揃っているので、優秀な馬が集まってくれれば良い競馬ができる」と効果を期待していた。
今年で8年目を迎えるスタリオンシリーズは過去最大の76レース。さらに、プレミアムシリーズ7レースが加わり、83レースとなった。種付権利相当額は1億3600万円に上る。4つの交流重賞には、それぞれシンボリクリスエス、キングカメハメハ、サクラバクシンオー、ダンスインザダークの、また、新設の2歳重賞ブリーダーズゴールドジュニアCには、今年の新種牡馬ハーツクライの種付権利が贈られることになった。

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