ニュース

中央

ホッカイドウ競馬開幕、2歳戦もスタート

2007年04月19日 20時03分

北の大地に春の訪れを告げる、2007年度のホッカイドウ競馬が4月18日、日高町の門別競馬場で開幕した。翌19日には日本で最も早い2歳戦もスタート。2日間とも穏やかな陽気となり、訪れた約1100人のファンは6カ月ぶりとなる馬産地競馬を楽しんだ。
約220億円の累積赤字を抱え、収支改善を前提に昨年から当面3年の存続が決まった同競馬。本年度は再建2年目を迎える。発売目標額は昨年より約8億円増の131億6700万円。高いハードルだが、競馬存続に向け背水の陣で臨む。
入場無料となった開幕初日。正門では、競馬存続を訴える日高管内7町の町長や軽種馬関係団体らが来場者を出迎え、記念品を渡し歓迎した。オープニングセレモニーでは、山本邦彦北海道副知事、橋本聖子参議院議員らがあいさつに立ち、「今年が存続への正念場。精一杯運営改善に取り組む。ホッカイドウ競馬を皆で盛り上げていきましょう」と再建への決意を述べた。また、「発走式」では、ファンがオープニングスターターを務め、開幕に花を添えた。
翌19日には全国に先駆けて2歳新馬戦「JRA認定競走フレッシュチャレンジ競走」がスタート。レースはバトルライン産駒のアイファーダイオー(牡2歳、北海道・田中淳司厩舎)が競り勝ち、今年の2歳勝ち馬第1号となった。また、この勝利は今年から厩舎を構えた田中淳司調教師にとっても、記念すべき開業初勝利となった。
本年度の同競馬は、2歳単独重賞(ブリーダーズゴールドジュニアC)の新設やスタリオンシリーズの拡張、ナイター開催の拡大、南関東との場間場外発売の増加、ファンサービスなどを図り、収益向上を目指していく。開催は昨年より1日多い17開催86日間。門別開催は5月16日までの3開催10日間で、その後、5月22日から10月11日までの旭川(11開催63日間)、10月16日から11月13日(3開催13日間)までの札幌と続いていく。

ニュース一覧

  • 全て
  • 中央
  • 地方
  • 海外
 

上へ