昨年4月3日に、急性心不全のため死亡したメジロマックイーン(享年19歳、父メジロティターン)のラストクロップが、伊達市のメジロ牧場で誕生し、元気に育っている。
メジロマックイーンは、祖父メジロアサマ、父メジロティターンに続き、父仔3代天皇賞制覇を成し遂げた名ステイヤー。G1・4勝を含むG9勝を挙げて10億円以上を稼ぎ、JRA史上初の“10億円ホース”となった。昨シーズンは3頭に種付け。同牧場で誕生した2頭がラストクロップとなる。
その文字通り最後の産駒となったのは、2月16日に生まれた鹿毛の牡馬。母メジロスノーシュー(牝5歳、父エルコンドルパサー)は、三冠牝馬メジロラモーヌの10番仔に当たる。毛色こそ違うものの精悍な顔つきは父譲り。
一周忌には多くの花が届いたほどファンの人気が根強いメジロマックイーン。残された産駒に、父仔4代連続盾制覇という大記録達成の夢が託されている。