米年度代表馬インヴァソール、無敗馬ディスクリートキャットの対決が注目されたG1ドバイワールドC(ダ2000m)は、逃げたプレミアムタップを射程圏内に置いて3番手を進んだインヴァソールが最終コーナーでこれに並びかけ、レースは完全に2頭の一騎打ちとなった。ナドアルシバの長い直線を舞台に演じられた死闘は、食い下がるプレミアムタップをラスト100mでインヴァソールが突き放して決着。ゴールでは1馬身4分の3差をつけて米年度代表馬の実力を誇示した。更に8馬身離れた3着に香港のブリッシュラック。追走に汲々としていたヴァーミリアンだが、最後まで諦めずによく粘り4着を確保した。ディスクリートキャットはいいところなくしんがり負けを喫している。