昨年の春の天皇賞馬スズカマンボ(牡5歳、父サンデーサイレンス)が10月7日、種牡馬として繋養される新ひだか町のアロースタッドに入厩した。
同馬は2003年8月にデビュー。昨年のG1天皇賞・春では、18頭立ての13番人気ながら、ハーツクライ、リンカーン、ヒシミラクルといった強豪を破り、悲願のG1初制覇を成し遂げた。
関係者が出迎える中、同スタッドに入厩した同馬は、生まれ故郷である新ひだか町のグランド牧場で十分に休養していただけに元気一杯。今にも走り出しそうな勢いで用意された馬房に入った。父サンデーサイレンス、母の父キングマンボ、近親にはダンスインザダーク、ダンスインザムード、ダンスパートナーなどがいる牝系だけに血統的期待は大きく、総額4億8000万円(一株800万円×60口)のシンジケートはすでに満口という。
同スタッドでは「これから体調を整えて、良いシーズンを迎えさせてあげたい。血統、馬っぷりも素晴らしいので期待しています」と話している。