フェステスバント（１着）バデル騎手　馬場を気にするところもありませんでしたし、素晴らしい脚を使ってくれました。勝つことができて本当に嬉しいです。

フェステスバント……落ち着いた流れのなかを馬場の悪い内ラチ沿いを避けつつ、逃げ馬の後ろでがっちり。これと叩き合いながら後続を離すと、内から差し切った。

　ハーパー（２着）ルメール騎手　ずっと冷静に走ってくれました。３～４角での手応えはあまり良くなかったんですが、リバティアイランドの後ろのベストポジションにつけられましたし、直線でもこれをフォローしてついていきました。ただ、坂を登ってからはリバティアイランド１頭だけ違うレースをしていました。ハーパーはチークピーシズを着けていますが、まだ頭の高い走りで大人になり切っていません。そのなかでもハーツクライ産駒らしいスタミナを見せてくれたし、長い距離向きの競馬をしてくれました。これからもっと走れるようになると思いますし、秋になってラウンド２になれば、まだ重賞でいい結果が出せると思いますよ。

ハーパー……チークピーシズ。６キロ増が信じられないほどシャープに仕上がっていた。好スタートから中団追走。前にリバティアイランドを見て、これをマーク。ただ、残り３ハロンで仕掛けた時の反応が少し渋かった。それでも直線はジリジリと伸びて２番手に上がり、ドゥーラの追い込みも封じて２着。勝ち馬は別格として、この馬も地力は見せた。

　マラキナイア（３着）川田騎手　返し馬で成長を感じましたし、レースでもその通りの走りをしてくれました。権利は取れると思いましたが、いい内容で走ってくれましたね。

マラキナイア……１４キロ増でも仕上がる。無理せず後方から。道中もマイペースで追走。直線に向いて外に張られ、その間に勝ち馬に離されたが、最後まで渋太く伸びて３着。