ケンホファヴァルト（８着）小牧加騎手　折り合いはついていたのですが、飛越がスムーズ過ぎて途中でハナに立つ場面があったんです。どうやら平地の時と同じみたいで、早めに先頭に立ってしまうと良くないみたいですね。前に馬を置く形で運ぶようにした方がいいです。

ケンホファヴァルト……ピカピカの体つき。馬場入りでテンションが高まる。スタートを決めてサッと２番手へ。しっかりポジションを取って折り合って追走。いい感じで運べていた。大生垣で内が開いたところですかさず前へ。順回りに入って先頭に立ったが、すぐ勝ち馬に来られて２番手に。そこからジワジワ引き離され、最終障害を飛んだあたりでスタミナ切れ。

　ニシノデイジー（１着）五十嵐雄騎手　上手に乗れました。最初の障害で遠めから飛越をして危なかったのですが、課題の折り合いがうまくついたので、前半はオジュウチョウサンを見る形で運べました。もともと力がある馬なので、このメンバーに入ってもヒケは取らないと思っていました。障害４戦目で中山大障害を勝てました。何よりも中山の４１００メートルをこなせたことが大きいですね。

ニシノデイジー……クロス鼻革、返し馬までホライゾネット。落ち着いていたし、体もスカッと見せた。出負けして最初の障害で躓きかけたが、うまくなだめて立て直す。先を急がず中団からジワジワとポジションを上げ、大生垣の手前からスパート。順回りに替わったところで最内に潜り込み、最終周回のバックストレッチで先頭へ。そこからリードを広げる。最終障害だけかなり遠かったが、リズムを崩さず、危なげなく押し切った。初の大障害で見事な勝利。

　ロードアクア（１着）難波騎手　ポンとスタートを切れて、楽な形でレースができました。道中もうまく脚がたまりましたね。強い競馬でした。この馬自身、元気が良過ぎるところがあるので、途中で絡まれたりした時にコントロールの難しいところがありますが、そのあたりが今後の課題になりそうです。

ロードアクア……出脚の違いでハナへ。中盤までは上手ではなかったが大きなロスなくこなし、最後の３つはスムーズな飛越。その分、勝負どころで後続に差を詰めさせず、危なげなく押し切った。