○マリアエレーナ(いい状態) 　高島助手――前走同様の調整で、状態面は何の不安もありません。距離と左回りの適性を考えて、エリザベス女王杯ではなくここへ。初めて背負う斤量もバランスのいい馬で問題ないでしょう。相手は強力ですが、最内枠を引けましたし、好位のインでうまく競馬ができれば。

○カラテ(ＧＩで力試しを) 　辻野師――放牧先から戻ったあと暑さが応えていた前走時より、中間はスムーズに進めてこられました。その前走は、２０００メートルで好結果を出せたことが何より。ＧＩのここでどれだけやれるか、力試しの一戦です。

○パンサラッサ(包まれねば) 　安藤助手――もともと普通キャンターでも、そこまで行く馬ではありませんし、前回を見てもスタートが遅い点はちょっと気になりますね。この枠だと包まれないように行けるかどうかでしょう。前走を見ても、レースぶりに古馬らしさが出てきたので、自分の形に持ち込めれば。