ドラゴンボーイ 軽い馬場だったとはいえ、前半３６秒で飛ばして行き、障害ひと腰でトップ抜け。ゴール前で止まって４着に敗れたが、持ち味である先行力と登坂力を生かした走りはできており、好内容。同型はいるが、相手に合わせて競馬ができるタイプではないし、ここも行く一手。あとは末に甘さが残るだけに、終いの踏ん張り次第。最終レースで馬場の脚抜きが少しでも良くなるのは歓迎。我慢が利けば押し切りが狙える。

　ゴールデンカイザー 前走７着に敗れたが、前々走で苦労した障害をひと腰と復調気配を感じさせる内容だった。今回は中原騎手から金田騎手に手替わり、６８０キロの荷物も、前走のカカリなら克服が可能。あとはテンに置かれる面があるだけに、ペースが速くなるここでスムーズに流れに乗れるかが鍵。追走で手間取らなければ上位争いに加われる。注意したい。

　ヒカリファイヤー 速いペースを追いかけた前走でも課題の障害をひと腰でまとめ、直線追い上げて行き、勝ち馬から僅差の５着と上々のレースぶり。課題の障害が良化し、大きく崩れることがなくなった。今回もドラゴンボーイが引っ張るだけに、ペースは速くなりそうだが、近２走のカカリなら対応は可能。決め脚上位の存在。チャンスは十分にある。