カイセドクター 勝ち切れないレースが目立っているが、オープン一線級相手にも差のない走りを続けている。今回は４・５歳限定の重賞で近走に比べて組み合わせが楽になる。チャンピオンカップで８１０キロをひと腰でまとめたように、前走から増量されるとはいえ、７９０キロなら手間取る心配はない。馬場の軽重も問わないタイプ。重賞２勝目が期待できる。

　キョウエイリュウ 連続７着と勝ち負けに加われていないが、課題の障害はともにひと腰とレースぶりは悪くない。４・５歳限定の重賞で３０キロの賞金ハンデを課せられてトップハンデの８００キロと斤量面で厳しい立場だけに、下の馬との斤量差を克服できるかがカギ。近２走のカカリなら息を入れて追走できれば障害で手間取る心配はない。力量的には勝ち負けが可能な条件だし、警戒は必要。

　ヤマトタイコー オープン一線級が相手になった近２走でも障害をともにひと腰でまとめ③④着と差のない走り。今回は重賞になるが、８頭立てと少頭数でのレース。この組み合わせならすんなり先行が可能だし。持ち味である登坂力を存分に発揮できる。銀河賞を制しているように、ここでも互角にやれる力を持っている馬。中間も変わらず素軽い動きを見せており、仕上がりに関しては不安のない状態。好勝負期待。