アアモンドグンシン 重賞で８３０キロと増量された前走でも先手を奪って積極的な競馬。前々走同様に障害の天板で膝を折ったが、すぐに立て直されてしっかりと二の腰を入れてふた腰でまとめて直線追い上げて行き、勝ち馬から２．４秒差の３着と上々のレースぶり。今回は特別条件で斤量が減量されるのは障害にムラが残るこの馬にとっては好材料。このメンバーの中に入っても互角にやれる力を持っている。重賞後でも疲れはなく、引き続き好勝負が期待できる。

　キタノユウジロウ ペースが速くなった前走でもスムーズに流れに乗り２番手で障害下へ。障害で止まったが、すぐに腰を入れてふた腰でまとめていたし、結果はメジロゴーリキに競り負けて２着に敗れたとはいえ、上々のレースぶり。今回は特別条件で７４０キロも、この組み合わせならペースも落ち着くし、速い脚を欠く、この馬でも追走で手間取る心配はない。ロータリーハロー掛けで時計がかかるのも好材料。チャンス十分。

　キョウエイリュウ 世代重賞の前走はトップハンデを課せられていたとはいえ、障害で膝を折りふた腰かかり、降りてからも脚を伸ばせずに７着とひと息の結果。自己条件に戻るここは斤量面で有利な立場も、一線級が相手となるし、この中に入って勝ち負けするにはまだまだ経験を積む必要がある。前走の内容からも大きな変わり身は望めない。