カナタクィーン 前走はゲートの出がひと息。道中で脚を使う形に。それでも障害ひと腰でまとめ直線追い上げて行き、２着と崩れなかったのは地力強化の証明。本来はハナからしっかりと走れる馬だし、ここは追走で手間取る心配はない。降級馬が相手となるが、この中に入ってもヒケを取らない力を持っている。除外後を３戦叩かれて体調の方は確実に良化しており、上積みが見込める。引き続き好勝負期待。

　アローリキヒメ 牝馬限定の特別戦となった前走は終い伸び切れず７着に敗れたが、５２０キロと斤量が増加された中でも障害はきっちりとひと腰でまとめていたし、レースぶりは悪くなかった。今回は自己条件に戻っての一戦。Ａ３クラスでこのメンバーが相手なら互角以上にやれる力を持っている馬。１０キロとはいえ、前走から荷物が軽くなるのは好材料。好調を維持しており、巻き返し可能。

　ケイロン 前走は道中から折り合いを欠き、障害下でも持って行かれて直行とチグハグなレース。それでも障害ひと腰でまとめトップ抜けして勝ち切ったことは評価できる。ただ、今回はＡ３条件で相手が強化される。斤量も２０キロ加増と一気に条件が厳しくなる。まだまだ若さが目立つ馬。この中に入って勝ち負けするには経験を積む必要がある。