兵庫転入当初は抜け出しのタイミングからフワつく面を見せていたが、近走はその面も改善され、成績も安定。重賞戦では未勝利だが、２歳時には小倉２歳Ｓ③着、兵庫転入後からも④②着と常に善戦。軽斤量を生かし、今回も上位争いに食い込むか。

兵庫転入当初は道中折り合い面に難しさを見せていたが、距離を短縮して臨んだ前走のＡ１戦では、後続に影をも踏ませない鮮やかな逃走劇で大楽勝。ＪＲＡでは４勝、ＯＰ戦での入着経験もあり、実績はここでもヒケを取らない。持ち前のスピードとハンデ差を存分に生かし、大舞台で一気押し切りを狙う。

今年は地方交流グレード競走中心のローテーション。３月の高知・黒船賞は直線踏ん張り切れなかったが、その後の東京スプリントでは僅差②着、続く北海道スプリントＣで重賞初制覇。休養明け後は精彩を欠く結果となっているが、前走のＪＢＣスプリントは勝負どころで落馬寸前の大きな不利を受けていた。過去５９キロで②①着だからハンデ面は大丈夫。ＪＲＡ７勝の内、４勝は１４００メートル戦であり、距離延長への不安もなし。今度こそ本領発揮か。