元々追い込み一辺倒の脚質だが、それにしても最近は殿り追走で精一杯の内容が続いている。９歳と高齢だし、距離も１７００メートル以上がベスト。多くは望めず。

単勝１．１倍フクノユリディズの逃げを２番手でマーク。３角手前からは完全にマッチレースとなり、最後は首差交わして実に２年３カ月ぶりの勝利を挙げた。長期休養に入る前はＢ１級の上位常連、Ａ２級でも２戦２連対と高い能力を持つ馬、現に前走の勝ち時計は前日のＢ１より速い。上位争いを期待。

２１年１０月に転入してから１５戦して連対を外したのは先行馬２頭に残られた５走前の③着のみ。決め手の鋭さが最大の武器で、上がり時計はすべてメンバー２位以内をマーク。休養直前には現級を完勝しており、Ｂ１昇級は形だけ。