昨年は他場へ積極的に遠征し、１１月の金沢・北國王冠(２６００メートル)では早めに先頭に立ち昨年の六甲盃①②着馬を抑えて勝っている。今年に入ってからは未勝利だが、近走に関しては差しに回る競馬で、流れ自体にうまく乗り切れていない様子。先行できれば粘り込み十分。

近走は精彩を欠く競馬が続いているが、前走に関しては昨年１０月以来の久々に加え、スタートの出遅れも大きく響いた。地方転入初戦だった昨年７月の東京記念ＴＲ(２４００メートル)では積極策からの大差勝ち。先手が取れれば一変も。

園田金盃に続き、前走の兵庫大賞典もジンギに負けはしたが、上がり自体は３７秒１とメンバー最速時計を記録しており、年齢的な衰えはまったく感じさせない内容だった。六甲盃での最高着順は昨年の④着だが、安定性が出てきた今年の走り振りを考えれば、これまで以上の好結果が期待できそうだ。