一昨年までは名古屋Ｃクラス戦で詰めの甘いレースを続けていたが、５歳となった昨年は１３戦９連対で一気にオープンの仲間入り。今年は２戦続けて重賞へ挑戦し④着だが、ともに最後の直線では勢いのある伸び脚を見せていた。６歳にしてまだ成長続ける同馬の走りに、今回も要警戒。

これまでは発馬の不安定さ、エンジン掛かりの遅さなどから、ゴール前詰め切れないことが多く見られていたが、前走は発馬五分に決めて２番手から早め勝負の形で勝利と、今までの不安点をすべて払拭するかのようなレース振りを披露。陣営のお話では、まだ抜けて遊ぶ面もあったようで、馬自身には余力も十分。重賞戦でも侮れない。

一昨年１月に挙げた勝利以降、長らく善戦止まりの競馬が続いていたが、現在の佐賀へ移ると転入２戦目で久々のＶ。勝ったその前走も重賞勝ち馬たちを相手に２角からひとマクり、圧巻の内容だった。３歳時には南関３歳クラシック戦線に駒を進めていたほどの実力馬。久しぶりの重賞戦で一発を狙う。