12月8日に香港のシャティン競馬場で行われた香港スプリント(G1、芝1200m、14頭立て)に日本調教馬3頭が出走、サトノレーヴ(牡5歳、美浦・堀厩舎、J.モレイラ騎手)が3着、トウシンマカオ(牡5歳、美浦・高柳瑞厩舎、菅原明騎手)が9着、ルガル(牡4歳、栗東・杉山晴厩舎、西村淳騎手)は11着となった。勝ったのはカーインライジング(せん4歳、香港、D.ヘイズ厩舎、Z.パートン騎手)。勝ち時計は1分08秒15(良)。
3着サトノレーヴ
J.モレイラ騎手:素晴らしい走りでした。地元の強い2頭に負けました。最後までしっかり伸びてくれましたが、2頭を掴まえることはできませんでした。彼の走りには満足しています。
9着トウシンマカオ
高柳瑞師:スタートで出負けして、後ろからのレースになってしまいました。道中も少し忙しい感じでした。香港ジョッキークラブのおかげでスムーズに調整ができました。感謝しています。
菅原明騎手:出負けしたことと、道中待つところがなかったです。最後は脚を伸ばしてきているのですが、外を回る形になってしまいました。また馬場の真ん中の悪いところを走ることになってしまって、あまり手応え良く回ってくることもできませんでした。思い通りに乗れなかったです。
11着ルガル
杉山晴師:ゲートであそこまで立ち遅れた時点で、ちょっともう勝ちはないなという感じでは思っていました。ただ、西村騎手からすればやはり諦め切れないというか、勝ちに行きたいという気持ちで、最後は外を回してきたのですけれど、その分もあって最後に脚が止まってしまいました。結構いい状態で来ていると思っていたのですが、やはり今日レース当日を迎えて競馬場に馬が来て、この馬の雰囲気を見ていると、どうしても彼にスプリンターズステークスを勝った時の、ゾーンに入ったような集中力というものが、正直見られなかったです。どこか遠いところを見ているというか、そのままゲートインして出遅れてしまったという感じでした。この経験は必ず次につながっていくと思いますし、つなげていかなければいけないと思います。
西村淳騎手:スタートがやっぱり悔いが残りますね。今日の馬場は内枠有利で難しいところもありました。申し訳ないです。