今年の“古馬スプリント重賞”のこれまでの結果を見ると、アドマイヤムーン産駒が活躍しており、ファインニードルがシルクロードS(GⅢ)→高松宮記念(GⅠ)を連勝、セイウンコウセイが函館スプリントS(GⅢ)を制している。アドマイヤムーンは現役時代、ジャパンC、宝塚記念を制すなど主に中距離路線で活躍したが、産駒は短距離での活躍が目立ち、これまでに挙げた平地重賞14勝のうち、9勝を芝1200m以下で挙げた。アドマイヤムーン産駒は、キーンランドC(GⅢ)に京王杯SC(GⅡ)勝ち馬のムーンクエイク(セン5歳、美浦・藤沢和厩舎)と、オールインワン(牡5歳、栗東・浜田厩舎)の2頭が登録している。
また、ムーンクエイクを管理する藤沢和調教師、同馬に騎乗予定のC.ルメール騎手は、昨年のキーンランドCをエポワスで制しており、同レース連覇がかかる。