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秋華賞アラカルト

2012年10月14日 18時14分

1着ジェンティルドンナ 岩田騎手
2着ヴィルシーナ 内田博騎手
3着アロマティコ 佐藤哲騎手
①ジェンティルドンナ
桜花賞・オークスを制し、3歳牝馬三冠に王手をかけていたジェンティルドンナが、JRA史上4頭目の3歳牝馬三冠を達成した。3歳牝馬三冠に挑戦した馬は2010年のアパパネに続き8頭目。実際に牝馬三冠を達成した馬は、1986年のメジロラモーヌ、2003年のスティルインラブ、2010年のアパパネ。通算成績は8戦6勝。重賞レースは5勝目。馬名の意味は「貴婦人(伊)」。
【三冠すべて1着・2着が同じ】
三冠レースすべて1着ジェンティルドンナ、2着ヴィルシーナで決まった。牡馬・牝馬含めて三冠レースの1着・2着がすべて同じ例は史上初。
【年間GⅠレース3勝牝馬】
GⅠレースを年間に3勝した牝馬は、1986年のメジロラモーヌ、2003年のスティルインラブ、2007年のダイワスカーレット、2009年ウオッカ、2010年アパパネに続いて6頭目。
【三冠を異なる騎手で勝利】
桜花賞・秋華賞を岩田康誠騎手、オークスを川田将雅騎手で勝利し、2人の騎手で三冠を達成。これまで牡馬・牝馬ともに異なる騎手での三冠制覇は初めて。
【ハナ差】
ハナ差での決着は1994年の1着ヒシアマゾン、2着チョウカイキャロル以来18年ぶり3回目。秋華賞となってからは史上初。着差は約7㎝だった。
【馬番号14】
馬番号14番の勝利は1998年のファレノプシス以来14年ぶり3回目。最多勝は13番の5勝で、4番と18番が4勝で続く。1976年以降36回の歴史の中で馬番号3・8・9は未勝利。ちなみに昨年オルフェーヴルが三冠を達成した際も14番だった。
②岩田康誠騎手
秋華賞は昨年のアヴェンチュラに続き2年連続の勝利。単勝11番人気でJRA重賞レース3連単史上最高の1098万2020円の高額払戻金となった2008年のブラックエンブレムでの勝利を含めて通算3勝目。JRA・GⅠレースは本年のスプリンターズSをロードカナロアで勝利したのに続く本年5勝目。通算17勝目。あと1勝で年間最多勝利記録に並ぶ。JRA重賞レースはスプリンターズSに続く本年8勝目で通算50勝目。JRA重賞レース通算50勝は、歴代では27人目。現役では11人目。本年重賞レース8勝は、9勝の福永祐一騎手に次ぐ2位。
③石坂正師
秋華賞は初勝利。JRA・GⅠレースは本年のオークスを勝利して以来の通算9勝目。JRA重賞レースはローズSのジェンティルドンナに続き本年10勝目。本年重賞レース10勝は、7勝の池江泰寿師に3勝差をつける単独トップ。通算では36勝目。
④ディープインパクト産駒
同レースにヴィルシーナ、ラスヴェンチュラス、キャトルフィーユ、ジェンティルドンナの4頭を出走させたディープインパクト。同産駒は昨年も2頭を出走させていたがこれが初勝利。JRA・GⅠレースは、本年の日本ダービーをディープブリランテが勝利したのに続く本年4勝目。通算7勝目。重賞レースは本年のローズSを勝利したのに続く本年17勝目で通算26勝目。本年重賞レース17勝は2位キングカメハメハの13勝に4勝差をつける単独トップ。
【三冠馬は三冠馬から】
ジェンティルドンナの父ディープインパクトは2005年に皐月賞、日本ダービー、菊花賞を勝利した三冠馬。三冠馬が三冠馬から生まれるのはJRA史上初。
【ディープインパクト産駒1着・2着独占】
秋華賞の産駒1着・2着独占は2003年のサンデーサイレンス産駒1着スティルインラブ、2着アドマイヤグルーヴ以来、4例目。

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