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伏兵アイルハヴアナザーが戴冠、重賞3連勝で米3歳の頂点に立つ

2012年05月13日 22時06分

ケンタッキーダービー(米G1)
5/5 チャーチルダウンズ 3歳
ダ10ハロン(左)fast(速)20頭2:01.83
勝ち馬成績
2歳時 3戦1勝、3歳時 3戦3勝
通算成績6戦4勝(主な勝ち鞍)ケンタッキーダービー(米G1)、サンタアニタダービー(米G1)、ロバートB.ルイスS(米G2)
・オーナー/レダムレーシング
・調教師/D.オニール
・生産者/H.クラーク
・騎手/M.グティエレス
6番手につけたアイルハヴアナザー(9人気、単勝16.3倍)が逃げ込みを図る1番人気のボードマイスターを残り100mで交わして優勝。米3歳馬の頂点に立った。G1アーカンソーダービーを逃げて9馬身半差で圧勝していたボードマイスターは前半800mを45秒39というハイペースで逃げながらも2着に粘って、負けてなお強しをアピール。後方から追い上げたG1ブルーグラスSの覇者デュラハンが3着に入った。
勝ったアイルハヴアナザーはG1トラヴァーズSを制したフラワーアリー(トーセンラー、スピルバーグの半兄)の2世代目の産駒。昨年4月のOBS社主催スプリング2歳トレーニングセールにおいて3万5000ドル(約290万円)で落札され、カリフォルニアのダグ・オニール厩舎に入厩。昨年7月にAW5.5ハロンのデビュー戦を勝ち上がり、2戦目のG2ベストパルSでは2着に入ったが、続くG1ホープフルSで6着に敗れるとそのまま休養入り。今季初戦となった2月のG2ロバートB.ルイスS(ダ8.5ハロン)を最低人気ながら制して重賞初制覇を果たすと、続く前走のG1サンタアニタダービー(ダ9ハロン)も連勝。西海岸の代表馬として大一番に臨んでいた。次走は2冠目のG1プリークネスS(5/19、ピムリコ、ダ9.5ハロン)。なお、管理するオニール調教師(43歳、日本では2003年のJCダートにフリートストリートダンサーUSAで優勝)とマリオ・グティエレス騎手(25歳、メキシコ出身)はともG1ケンタッキーダービー初制覇となった。

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