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ワークフォースが欧州最強馬に、ナカヤマフェスタはアタマ差及ばず

2010年10月10日 21時20分

凱旋門賞(仏G1)
10/3 ロンシャン 3歳以上牡牝
芝2400m(右)(重)9頭2:35.3
道中、後方に控えていたワークフォース(4人気、単勝8.6倍)がラスト300mを切って馬群から抜け出すと、懸命に追い上げるナカヤマフェスタを斥けて優勝。欧州最強馬の座に就いた。ナカヤマフェスタは勝ち馬との斤量差(3.5キロ)と道中の不利が重なり、アタマ差で涙を飲んだ。3着に最終コーナーでの不利を受けながらも直線で盛り返した、今年のG1ディアヌ賞(仏オークス)勝ち馬サラフィナ。G2ニエル賞を制して単勝5.5倍の1番人気に推されたベーカバドは直線で前が詰まる場面もあって4着が精一杯。5着に直線でプラントゥールに寄られる不利を受けたフェームアンドグローリー。7位入線のプラントゥールはフェームアンドグローリーの他に複数の馬の進路を妨害したとして失格となった。ヴィクトワールピサは道悪とゴチャついた展開で自分の競馬が出来ず、7着(8位入線)に終わった。3年連続2着のユームザインは、今年は後方のまま10着(11位入線)。今年の愛ダービー馬ケープブランコは直線半ばで手応えをなくし13着(14位入線)に大敗した。
勝ったワークフォースは6/5、デビュー3戦目のG1英ダービーを7馬身で圧勝するとともに、1995年にラムタラUSAが記録したコースレコードを1秒近くも更新。一躍スーパースター候補に躍り出た。しかし、続く7/24の英G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスSでは勝ったハービンジャーから約17馬身も離された5着に敗退。明確な敗因が分からぬままに時間は流れ、今回の出走が最終的に決まったのもレースの僅か3日前のことだった。なお、G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスSから直行での優勝は1995年のラムタラUSA以来のこと。マイケル・スタウト師とライアン・ムーア騎手はともに初制覇となった。陣営は11/6の米G1BCターフ(チャーチルダウンズ、芝12ハロン)出走に前向きで、来年についても現役を続ける予定。3着サラフィナも来季の現役続行を表明している。4着ベーカバドは引退レースとしてG1香港C(12/12、シャティン、芝2000m)への参戦が見込まれている。

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