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サンタアニタパーク競馬場、オールウェザーからダートへ回帰

2010年08月29日 12時54分

米カリフォルニア州のサンタアニタパーク競馬場を所有するマグナインターナショナルデヴェロップメント社(MID社)のフランク・ストロナック会長は8/18、サンタアニタのメイン走路をダートに戻す意向を表明した。カリフォルニア州の競馬を統括するカリフォルニア州競馬委員会(CHRB)は2006年に州内の主要競馬場におけるメイン走路のオールウェザーへの換装を義務化。サンタアニタも2007年の夏にクッショントラックを導入した。しかし、翌年1月には排水不良が深刻化。別のオールウェザー素材であるプロライドを混入する工事に費やした3日間も含めて、計11日間も開催が中止となる事態となった。プロライド導入後は、大きな問題は起きていなかったが、今年1月になって再び排水問題が表面化。5日間の開催が中止となっていた。なお、18日の段階では、MID社はCHRBの了承が得られればダートへの換装工事を9/29から10/31までサンタアニタで行われるオークトゥリー開催の閉幕後に行い、12/26からの冬春開催に備えたいとしていた。しかし、翌19日になってCHRBは今年4月の開催終了後に、水はけを改善すべく改修工事が行われた現在のサンタアニタのメイン走路は安全性を欠いているとしてオークトゥリー開催を認めないことを決定。これに伴い、サンタアニタのダート化工事の着工日も宙に浮いたままとなっている。

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