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新春恒例行事の「騎馬参拝」中止に(浦河)

2009年12月24日 15時03分

馬産地・浦河町の浦河神社で毎年1月2日に行われていた新年の恒例行事「新春騎馬参拝」が、来年は中止されることが決まった。
騎馬参拝は今年で100年目を迎えた歴史ある行事。同神社の101の石段を人馬一体となって一気に駆け上がる姿が新年の風物詩となっており、毎年多くの参拝客で賑わいを見せていた。
しかし、今年10月に実行委員会が開催を相談した際に、神社側が「三が日は一般の参拝客を優先したい」と通達。その後、町や実行委員会と神社で折衝が続けられたが、神社側の「騎馬参拝は神社の祭事ではなく、場所を提供していただけ」という主張が尊重され、石段上りの中止が決まった。来年は騎馬隊の出発地で、騎馬参拝発祥の地である西舎神社での参拝のみが実施される。
中止の決定に軽種馬関係者は「毎年楽しみにしていたのに」と残念な様子。実行委員会のメンバーは「100年も続いてきたのに、神社から迷惑と思われていたことはショック。伝統ある行事を続けていくためにも方法を考えていきたい」としている。

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