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キングカメハメハ、ダンスインザダークがJRA年間100勝を達成

2009年12月03日 16時26分

11月28日の東京10Rオリエンタル賞(3歳上1000万下)においてキングカメハメハ産駒のベルベットロード(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎)が、29日の京都2R(2歳牝馬未勝利戦)においてダンスインザダーク産駒のシーキングフェイム(牝2歳、栗東・田中章博厩舎)が優勝し、キングカメハメハ(牡8歳、父キングマンボ)とダンスインザダーク(牡16歳、父サンデーサイレンス)はそれぞれJRA年間100勝を達成した。
キングカメハメハは2004年のG1NHKマイルC、G1ダービーを制した″変則2冠馬”。通算8戦7勝の成績を残し、国内調教馬としては史上最高額(当時)となる総額21億円(1株3500万円×60口)のシンジケートが組まれ、05年に安平町(当時・早来町)の社台スタリオンステーションで種牡馬入りした。
08年にデビューした初年度産駒は、フィフスペトルがG3函館2歳Sを制するなど23頭で25勝を挙げ、JRA2歳総合&新種牡馬チャンピオンのダブルタイトルを獲得。1994年のサンデーサイレンス以来の快挙を成し遂げた。今年も年頭から順調に勝ち鞍を量産。現2歳の2年目産駒からもG3東京スポーツ杯2歳Sに優勝したローズキングダムが登場するなど15頭で19勝をマークし、2シーズン目にして自身初の年間100勝を果たした。
産駒デビュー2年目での100勝達成は95年のサンデーサイレンス、08年のシンボリクリスエス以来のこと。異例のスピード記録に、繋養先の社台SSでは「産駒の勝ち上がり率も高く、成長力も兼ね備えているので、これからどれだけ成績を伸ばしていくか本当に楽しみです」と笑顔を見せていた。
一方のダンスインザダークは96年の菊花賞馬。97年に同SSで種牡馬入りすると、デルタブルース(G1菊花賞)、ザッツザプレンティ(G1菊花賞)、ツルマルボーイ(G1安田記念)とG1ウイナーを送り、種牡馬としての地位を築いた。近年は大レースでは影が薄かったが、今年は5年ぶりにクラシックホース(G1菊花賞=スリーロールス)を出すなど、すでにJRA重賞7勝を記録。04、06、07年に続き、2年ぶり通算4度目の年間100勝を達成した。種牡馬ランキングも03年から3、2、4、4、3、3、3位と常に上位をキープ。同SSでは「高いレベルで安定した成績を残すのは至難の業。本当に頭が下がる思いです」と偉業を称えていた。
11月29日現在、100勝の大台を突破したのは、前出2頭のほか、シンボリクリスエス、マンハッタンカフェ、クロフネの5頭。すべて社台SSの繋養種牡馬となっている。

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