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オークス馬カワカミプリンセスが繁殖入り

2009年12月03日 16時26分

デビューから無傷の5連勝で2006年のG1オークス、G1秋華賞を制したカワカミプリンセス(牝6歳、父キングヘイロー)が11月20日午後、繁殖入りするため、生まれ故郷である新ひだか町の三石川上牧場に凱旋した。
同馬は06年2月にデビュー勝ち。その後も連勝を続け、史上4頭目の無敗のオークス馬となった。続く秋華賞を制して牝馬2冠を達成し、古馬初対戦のG1エリザベス女王杯でも1位入線を果たすが、進路妨害のため12着に降着。思わぬ形で連勝が止まったものの、その年のJRA最優秀3歳牝馬と最優秀父内国産馬のタイトルを獲得した。古馬になってからは骨折などもあり、勝ち星を挙げることはできなかったが、G1戦線で活躍。11月15日のエリザベス女王杯(9着)を最後に現役を引退した。通算成績は17戦5勝、総収得賞金は3億5089万2000円。
19日に現役登録を抹消されたカワカミプリンセスは20日午後1時過ぎ、生まれ育った故郷に到着。生みの親である上山浩司代表や友人、知人の歓迎を受ける中、ゆっくりと馬運車から降り立った。
上山代表は「この馬でいろいろな経験をさせてもらいました。できればもう1勝させてあげたかったけど、それは子供たちに期待します」と無事の帰還にホッとした様子。注目される来春の配合相手については「サンデーサイレンス系ならなんでも付けられるし、今あれこれ悩んでいる最中です。ファンの方に喜んでもらえるような配合を考えます」と夢を広げていた。

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