ニュース

中央 その他

「トレーディングセール」開催、売上げ半減(ホッカイドウ競馬)

2009年11月26日 14時55分

ホッカイドウ競馬に所属する現役競走馬を対象としたセリ、「ホッカイドウ競馬トレーディングセール2009」が11月20日、日高町の門別競馬場で開催された。当日は47頭(牡21頭、牝26頭)が上場され、32頭(牡16頭、牝16頭)が売却。売却総額は前年比5191万2000円ダウンの5791万8000円、売却率は同37.9ポイントアップの68.09%、平均価格は同397万円余りダウンの180万9938円だった。
最高価格を記録したのは、未来優駿サッポロクラシックC優勝、イノセントC3着など、7戦2勝の実績を持つモエレデフィニット(牡2歳、村上正和厩舎、父マジックマイルズ、販売申込者/新ひだか町・中村和夫氏)で1365万円。再上場セリで、岩手県の山本武司氏によって落札された。これに続いたのが、マサノディフィート(牡2歳、父ゴールドヘイロー)で840万円。また、牝馬の最高値はミラクルシャイン(牝2歳、父マヤノトップガン)で283万5000円だった。
同セールは馬産地の特性を生かした取り組みの一環として2001年にスタート。競走馬の新たな流通ルートの形成を目的に、北海道馬主会、北海道調騎会、HBA日高軽種馬農協、HRA北海道軽種馬振興公社、日高軽種馬振興対策推進協議会で組織するホッカイドウ競馬トレーディングセール推進協議会が実施主体となって開催している。
今年は名簿掲載頭数が68頭と例年より少なく、しかも当日は欠場が21頭と上場頭数はさらに減少。そのため売却率は飛躍的に伸びたが、売却総額は昨年の約半分と大幅下落となった。欠場馬の多さはセールの信用に関わるだけに、荒木正博HBA組合長は「現役馬はケガが付きものなので欠場は止むを得ないこともあるが、来場されるお客様のためにも、今後はいかにして欠場馬を減らすかを考えていきたい」としていた。

ニュース一覧

  • 全て
  • 中央
  • 地方
  • 海外
 

上へ