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中央 アラカルト

天皇賞・秋アラカルト

2009年11月01日 18時29分

1着カンパニー 横山典騎手
2着スクリーンヒーロー 北村宏騎手
3着ウオッカ 武豊騎手
①カンパニー
JRA・G1勝ち馬が過去10年で最多の8頭(海外G1勝ちのコスモバルクを加えるとG1勝ち馬9頭)を数え、昨年に続いて全出走馬が重賞ウイナーという豪華メンバー。天皇賞(秋)を制したのは、8歳馬で5番人気のカンパニー。前走の毎日王冠からの連勝で悲願のJRA・G1初制覇を遂げた。なお、本レースがG1初制覇となったのは、05年のヘヴンリーロマンス以来4年ぶり。グレード制を導入した84年以降では12頭目。
【重賞8勝目】
カンパニーは、今回の勝利がJRA重賞8勝目。これは現役ではウオッカを抜いて単独トップで、歴代でもシンザンやテンポイント、ダイワメジャーらと並ぶ14位タイの勝利数。
【経験豊富】
カンパニーは、今回が4回目の天皇賞(秋)出走。本レース4回出走は、メジロファントム・ナイスネイチャ・ステイゴールド・ロサードに続く5頭目だが、優勝は初めて。
【13回目の正直】
今回が13回目の挑戦でのJRA・G1初制覇。過去12回では、07年の本レースでの3着が最高着順。なお、これはキングヘイロー(G1通算11戦目の00年高松宮記念で初制覇)を凌ぐ記録。また、本馬は今回が通算34戦目となるが、グレード制導入以降では、35戦目でJRA・G1初勝利を挙げたグルメフロンティア(98年・フェブラリーS)及びトウカイポイント(02年・マイルチャンピオンシップ)に次ぐキャリア。(*トウカイポイントは地方所属時の5戦を含む。JRA所属後では30戦目。ステイゴールドは、デビュー50戦目に海外G1(01年・香港ヴァーズ)を制覇している)
【毎日王冠優勝馬】
毎日王冠優勝馬による同年の天皇賞(秋)制覇は、本レースが2000m戦となった84年以降では、サクラユタカオー(86年)・プレクラスニー(91年)・ネーハイシーザー(94年)・ダイワメジャー(06年)の4頭がおり、本馬で5頭目。
【8歳馬】
8歳馬によるJRA・G1制覇は、中央競馬史上初めて。これまでの最高齢は、オフサイドトラップ(98年・天皇賞(秋))などの7歳だった。
また、本年度のJRA平地重賞における8歳馬の優勝は、中山記念(本馬)・阪神牝馬S(ジョリーダンス)・小倉記念(ダンスアジョイ)・毎日王冠(本馬)に続く5勝目と、高齢馬の健闘が光る。
【勝ちタイム】
勝ちタイム1分57秒2は、昨年ウオッカがマークしたレースレコードに並ぶもの。東京競馬場の芝2000mのコースレコードタイ。
【5番人気】
5番人気の優勝は、93年のヤマニンゼファー以来16年ぶり。なお横山典騎手の父、横山富雄騎手が本レースをメジロタイヨウで制した時も、今回と同じ5番人気だった。
②横山典騎手
今回20回目の挑戦で天皇賞(秋)初勝利。本レースにおける同騎手のこれまでの最高着順は、90年メジロアルダン・03年ツルマルボーイ・05年ゼンノロブロイ・06年スウィフトカレントでの4度の2着。なお、同騎手は春の天皇賞は2勝(96年サクラローレル及び04年イングランディーレ)している。
【G1通算17勝目】
JRA・G1勝利は通算17勝目。本年は、日本ダービー(ロジユニヴァース)以来となる2勝目で、これは安藤勝騎手・武豊騎手・藤田騎手と並ぶトップタイ。また、同騎手のJRA重賞勝利は、通算116勝目。本年は毎日王冠(本馬)以来となる10勝目。
【親子制覇】
横山典騎手の父、横山富雄騎手も69年の本レースをメジロタイヨウで制しており、親子での天皇賞(秋)制覇となった。なお、春の天皇賞においては、父・横山富雄騎手が71年にメジロムサシで、子・横山典騎手も96年にサクラローレルで優勝しており、既に親子での制覇を達成している。このほか、春秋を通じての天皇賞の騎手親子勝利としては、父・伊藤正四郎騎手(39年春・スゲヌマ)と子・伊藤正徳騎手(82年秋・メジロティターン)の例がある。なお、横山親子はこのほかに、宝塚記念及び朝日杯3歳Sでも“親子制覇”を達成しており、今回が4レース目となった。
③音無師
本馬とオウケンブルースリの2頭出しで本レースに挑み、春秋を通じて天皇賞初制覇。これまでの最高着順は07年の3着(本馬)。JRA・G1勝利は、08年の菊花賞(オウケンブルースリ)以来となる通算5勝目。また、JRA重賞勝利は通算36勝目。本年度は、毎日王冠(本馬)・京都大賞典(オウケンブルースリ)の「1日2重賞制覇」に続く6勝目。
④ミラクルアドマイヤ産駒
JRA重賞勝利は、通算8勝目。いずれも本馬によるもの。

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