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天皇賞馬メジロティターンが死亡

2009年10月15日 14時48分

1982年の秋の天皇賞馬で、メジロマックイーンの父として知られる名種牡馬メジロティターン(牡31歳、父メジロアサマ)が10月13日朝、老衰のため繋養先だった洞爺湖町のメジロ牧場で死亡した。
同馬は、70年の天皇賞・秋、安田記念などを制したメジロアサマの産駒。現役時代は日本レコードで快勝した天皇賞・秋のほか、日経賞、セントライト記念など27戦7勝の成績を収めた。
現役引退後の84年に三石町(現・新ひだか町)の本桐牧場で種牡馬入り。3年目の産駒からメジロマックイーン(G1天皇賞・春2回、G1菊花賞、G1宝塚記念)を送り、父仔3代天皇賞制覇という歴史的偉業を成し遂げた。ほか、メジロマーシャス(G3函館記念)、パリスナポレオン(G3マーキュリーC)といった重賞ウイナーを輩出。母の父としてはユウタービスケット(JG3新潟ジャンプS)などを送り出した。
内国産種牡馬として確固たる地位を築いたが、2000年シーズンを最後に種牡馬を引退。BTC軽種馬育成調教センターの助成を受け、生まれ故郷であるメジロ牧場で功労馬として余生を送っていた。31歳となった今年も元気にしていたが、1週間ほど前から体調を崩し、最期は眠るように息を引き取ったという。同牧場では「自家生産馬として初めてG1を制した馬でした。競走馬としてだけでなく、種牡馬としても、牧場に大きな功績を残してくれました。本当に感謝しています」と愛馬の冥福を祈っていた。
なお、同馬の遺骨は17日に、06年に19歳で死亡した息子メジロマックイーンが眠る同牧場内の墓地へ埋葬される。

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