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シーザスターズ、欧州の頂点に/凱旋門賞

2009年10月10日 08時59分

◇凱旋門賞(仏G1)
10/4 ロンシャン 3歳以上牡牝
総賞金400万ユーロ 1着賞金228万5600ユーロ
芝2400m(右) Bon(稍良) 19頭 2分26秒3
1.シーザスターズ
牡3 鹿毛 56キロ アイルランド産
父ケープクロス
母アーバンシーUSA
母の父ミスワキ
2.ユームザイン
(牡6 59.5キロ 父シンダー)
3.キャヴァルリマン
(牡3 56キロ 父ホーリング)
着差:2、アタマ、アタマ
・馬主/C.ツイ
・調教/J.オックス(愛)
・生産/サンダーランドホールディングズ
・騎手/M.キネーン
好スタートを切ったシーザスターズは、マイケル・キネーン騎手になだめられてポジションを下げ、道中は中団のラチ沿いを追走。直線に入って徐々に進出し、残り200mで先頭に立った。キネーン騎手のステッキに鋭く反応して後続を突き放すと、最後は2着のユームザインに2馬身差をつけて完勝した。
前走G1バーデン大賞3着に続いてキアラン・ファロン騎手とのコンビで臨んだユームザインは後方待機から馬群を割って追い上げたが2着まで。これでG1凱旋門賞3年連続の銀メダルとなった。
前走G2ニエル賞勝ち馬のキャヴァルリマンが渋太く粘って3着。前走"キングジョージ"を制したコンデュイトはキャヴァルリマンにアタマ差届かず4着に敗れた。
前走G1ヴェルメーユ賞で1位入線後に無念の5着降着となった4歳牝馬ダーレミは直線で一旦2番手に上がったものの、牡馬勢との追い比べに敗れて5着。さすがに勝って鬱憤を晴らすとまではいかなかったが、意地は見せた。
一方、G1ヴェルメーユ賞を繰り上がりで優勝した3歳牝馬スタチェリータはダーレミに遅れて7着(同着)。なお、当初騎乗予定だったクリストフ・ルメール騎手が直前の10/2のレース中に落馬負傷。ルメール騎手に代わり、逆に落馬負傷から電撃復帰を果たしたクリストフ・スミヨン騎手が急遽手綱を取っていた。
その他の有力馬では、愛ダービー馬フェームアンドグローリーは伸びを欠いて6着、今年G1・2勝のヴィジオンデタは10着、前走G1バーデン大賞勝ち馬ゲッタウェイは13着に終わった。
勝ったシーザスターズはこれで通算9戦8勝。前走G1愛チャンピオンSに続くG1・6連勝となった。母アーバンシーUSAは93年の凱旋門賞馬で、80年のデトロワと94年のカーネギーIRE母仔に続いて史上2例目となる母仔制覇の快挙も達成した。
シーザスターズは年内で引退し、来年から種牡馬入り(繋養先未定、アイルランドの可能性が高い)する予定だが、その前にG1BCクラシック(11/7、サンタアニタ、AW10F)へ出走するプランもあるという。世界中が熱視線を送る"スーパースター"だけに、今後の動向が注目される。

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