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天皇賞馬ヤマニンゼファーが種牡馬引退

2009年10月08日 15時15分

新ひだか町のレックススタッドに繋養されている、1993年の秋の天皇賞馬ヤマニンゼファー(牡21歳、父ニホンピロウイナー)が、今シーズンをもって種牡馬を引退することになった。今後は生まれ故郷である新冠町の錦岡牧場で功労馬として余生を送る。
同馬の競走成績は20戦8勝。92年のG1安田記念で父ニホンピロウイナーに続く父仔2代制覇を果たすと、翌93年には連覇を達成。同年のG1天皇賞・秋も制して、JRA最優秀古牡馬、JRA最優秀短距離馬、JRA最優秀父内国産馬のタイトルを獲得した。
94年に種牡馬入りしてからは、サンフォードシチー(武蔵野S)、ヒゼンホクショー(東京オータムジャンプ)などを輩出。母の父としてもドンクール(兵庫チャンピオンシップ)らを送り出した。ピーク時には100頭以上の種付頭数を記録していたが、ここ数年は減少。昨年、今年と種付けがなかったこともあり、16シーズンの種牡馬生活に別れを告げることになった。
同スタッドでは「引退は残念ですが、まだ体も若いので長生きしてほしいですね。お疲れ様と言いたい」と愛馬を労っていた。なお、同馬はすでに去勢手術を終了。態勢が整い次第、移動する。

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