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名種牡馬カコイーシーズが死亡

2009年10月01日 14時10分

日高町のトヨサトスタリオンセンターで種牡馬生活を送っていた名種牡馬カコイーシーズ(牡23歳、父アリダー)が9月11日朝、心臓麻痺のため死亡していたことが分かった。
同馬は現役時、G1ターフクラシック、G2キングエドワード七世S、G3英ダービートライアルSを制するなど、英仏米日14戦4勝。1990年にはG1ジャパンCに出走して3着となった。現役引退後の91年に総額約11億円のシンジケートが結成されて、同SCで種牡馬入り。大種牡馬アリダーの本邦初の後継として人気を集めた。
代表産駒はコンサートボーイ(帝王賞)、エスプリシーズ(川崎記念)、プルザトリガー(エンプレス杯)、ナミ(エーデルワイス賞)、シーズプリンセス(ファンタジーS)など多数。特にダートで顕著な成績を残した。昨年はミスジョーカー、ヴァイタルシーズ、ブルーザミント、エスプリベンなどが南関東重賞戦線で活躍し、NAR種牡馬総合リーディング4位と、晩年になっても健在ぶりを発揮していた。
2007年シーズンでシンジケートが解散。以降は同SC所有で種牡馬生活を続け、今シーズンは6頭に種付けしていた。同SCの橋本善吉代表は「近年は高齢のため種付頭数は減っていたが、産駒は確実に走ってくれました。元気だったので、まだ数年は頑張ってくれると思っていたのですが……。偉大な種牡馬でした」と愛馬の冥福を祈っていた。
なお、同馬の遺骨は安平町のマル善橋本牧場内の、かつての僚馬マルゼンスキーが眠る墓石の横に埋葬されるという。

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