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ディープスカイがダーレー・ジャパンSC入り

2009年09月03日 15時40分

昨年のダービー、NHKマイルCを制した“変則2冠馬”のディープスカイ(牡4歳、父アグネスタキオン)が8月30日夜、日高町のダーレー・ジャパン スタリオン コンプレックスに到着し、来シーズンの初供用に向け種牡馬生活をスタートさせた。
同馬は2007年10月にデビュー。毎日杯で重賞初制覇を飾ると、NHKマイルC、ダービーを連勝し、史上2頭目の変則2冠を達成した。今春は大阪杯2着、安田記念2着、宝塚記念3着と惜敗続き。秋のG1戦線での雪辱を期していたが、左前浅屈腱炎を発症したため現役を引退した。通算成績は17戦5勝、2着7回。総収得賞金は6億4213万9000円。
8月30日にJRA札幌競馬場で引退式を行った同馬は、同日付で現役登録を抹消。午後8時30分頃、苦楽を共にした厩舎スタッフに付き添われて繋養先となる同SCに入厩した。到着時の馬体重は528㌔。先輩種牡馬たちに臆することなく悠然と用意された馬房に入ったという。
9月2日午後、同SC入りしてから初めて報道陣の前に姿を現した同馬は、環境の変化に動じることなく、終始落ち着いた立ち居振る舞いを披露。ダービー馬の貫禄を見せつけた。同SCスタッフも「おとなしくて手の掛からない性格をしていますね」と評価。近日中にも放牧を開始する予定だ。
アドマイヤムーン、アルカセット、ファンタスティックライトらの人気種牡馬を擁する同SCにとっては、初めてのサンデーサイレンス系種牡馬。しかも、昨年、内国産馬として半世紀ぶりにJRAリーディングサイアーに輝き、今年6月に急逝したアグネスタキオンの代表産駒だけに、いやがうえにも期待が高まっている。もちろん軽種馬関係者の関心も高く、同SCでの種牡馬入りが発表されると同時に問い合わせが殺到。同SCでも反響の大きさに嬉しい悲鳴を上げている。なお、来春の種付料、種付予定頭数は未定となっている。

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