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「馬産地再活性化緊急対策事業」の説明会を開催(NAR)

2009年08月20日 15時09分

NAR地方競馬全国協会は8月17日、新ひだか町の日高生産連会議室で、「馬産地再活性化緊急対策事業」の業務規定説明会を開催し、事業申請の手続き方法や今後のスケジュールなどを発表した。
同事業は、馬産地活性化に向けた生産体質強化と流通対策に取り組む総額50億円の事業。不況を背景とした軽種馬の取引価格低落による軽種馬生産者の経営悪化と、馬産地の地域経済悪化を懸念し、農林水産省が2009年度の補正予算に盛り込んだ。事業主体は公募の中からNARに決定した。
事業に関わる馬産地の農協、町、軽種馬団体の関係者約70名が出席した説明会で、農林水産省生産局畜産部競馬監督課地方班の大森正敏課長補佐は「昨年秋以降の不況で馬券の売り上げは、NAR、JRAとも厳しい状況にある。生産を支援していくためにも早急に取り組みたい」と挨拶。事業の重要性を訴えた。
事業の柱は「馬生産体質強化事業」と「軽種馬流通活性化事業」の2つ。体質強化の普及や促進、経営の高度化や複合化、経営基盤強化への資金融通、市場などの流通活性化計画などに助成する。対象は競走用の馬で、馬と他作目の複合経営者、預託経営者も事業対象。8月下旬から基本計画の策定準備、事業実施計画、助成金交付申請の提出に入る。中には北海道知事との協議が必要なものもあるが、交付が決定次第、NARから助成金が支払われる。

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