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BTC、JBBAで育成研修の体験入学会を実施

2009年08月13日 14時45分

浦河町のBTC軽種馬育成調教センターと新ひだか町のJBBA日本軽種馬協会静内種馬場でそれぞれ、育成技術者研修の体験入学会が実施された。
BTCの「育成調教技術者養成研修」は1992年に、JBBAの「生産育成技術者研修」は90年に開講。定員はBTCが20名、JBBAが12名で、1年間の研修を通して騎乗技術といった実技、馬学全般・飼養管理といった学科など、ホースマンとしての基礎を学ぶ。それぞれの研修を終えた人材は、道内外の育成牧場の中核として活躍。さらには独立して自ら育成場を経営する者も出ている。
かつて、ふたつの研修には定員をはるかに超える志望者が殺到していたが、近年は定員割れを起こすほど人材が不足。そのため、研修内容を事前に知ってもらおうと数年前から体験入学会を実施している。
8月6日に行われたBTCの体験入学には11名が参加。午前中は研修内容の説明、BTCの研修・調教施設や、4月から開講した第27期生の騎乗訓練を見学した。午後はホースシミュレーターによる実技や乗馬、厩舎作業を体験。研修への理解を深めた。
一方、7、8日のJBBAの体験入学には6名が参加。7日はJBBAの施設や種牡馬の見学、研修内容ビデオを鑑賞した。研修所に1泊した参加者は、翌8日の早朝から厩舎作業や、4月に入講した31期生の騎乗訓練を見学。最後には乗馬も体験し、研修の一部を体感した。体験入学を見守った木村慶純場長は「実際に研修を体験することで、寮での集団生活や早朝からの厩舎作業に耐えられるか、十分吟味してほしい。馬産地の人材不足は深刻なので少しでも興味を持ってもらえたら」とエールを送っていた。
なお、体験入学会はBTCが8月20日に、JBBAが8月21、22日に、もう1回開催する。来年4月に開講するBTCの第28期生、JBBAの第32期生は、すでに募集を開始。ともに多くの応募を呼び掛けている。
詳細は、BTCが管理部(℡.042-358-1173)、または公式ウェブサイト(http://www.b-t-c.or.jp)、JBBAが静内種馬場研修課(℡.0146-46-2845)、または公式ウェブサイト(http://jbba.jp)まで。

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