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装蹄教育センター受講生14名が馬産地で研修

2009年07月30日 14時44分

栃木県の日本装蹄師会装蹄教育センターの「平成21年度装蹄師認定講習会北海道研修」が、7月22日から10日間行われ、受講生14名が日高・胆振の牧場や施設を見て回った。
同センターは国内唯一の装蹄師を養成する教育機関。受講期間は1年で、認定試験に合格すれば装蹄師のライセンスが与えられる。北海道研修は講習のひとつ。競馬のサイクルを産地を通して考える機会としている。
22日に北海道に入った14名は、JRA日高育成牧場、JBBA日本軽種馬協会静内種馬場、社台スタリオンステーション、ノーザンホースパークなどで施設や種牡馬を見学。23日には新ひだか町の新和牧場で、開業装蹄師の指導を受けながら乗用馬の削蹄を行った。削蹄では暴れだす馬に悪戦苦闘。普段とは勝手が違う実践に戸惑いながら課題をこなしていた。研修の様子は、来年度の同センター入講を目指す高校生も見学。装蹄の仕事を興味深そうに目で追っていた。
体験装蹄を終えた受講生の一人は「馬が暴れたりして大変だった。油断したらケガすることを身にしみて感じた。自分なりに整理して、今後に生かしていきたいです」とホッとした様子。引率した門田忠技術部長は「普段はセンターのおとなしい馬しか触ってないので、今回はいい刺激になったと思う」と研修の重要性を説いていた。
なお、同センターの平成22年度装蹄師認定講習会の願書受付は11月30日から開始。募集要項や詳細は、日本装蹄師会公式ウェブサイト(http://www.farriers.or.jp)まで。

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