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日本産馬がシンガポールヘ出国

2009年07月30日 14時44分

昨年の1歳市場などでシンガポールのバイヤーらが購買した2歳馬が7月24日、成田国際空港からシンガポールへ向け出国した。
今回出国したのは、新ひだか町のJBBA日本軽種馬協会静内種馬場で検疫に入っていた7頭と、鹿児島県のJBBA九州種馬場での検疫を終えた3頭の合計10頭。その中には昨年7月のHBAセレクションセールにおいて、シンガポールの馬主、K C Tan氏が3045万円の最高価格で落札した、フジサイレンス(東京新聞杯)の全妹にあたるダイワラブリーの2007も含まれている。
シンガポールにおける日本産馬の活躍は目覚しく、昨年はエルドラド(セン5歳、父ステイゴールド)がLG1シンガポールゴールドCを、今年はTan氏所有のジョリーズシンジュ(牝4歳、父ジョリーズヘイロー)がLG1シンガポールダービーなどシンガポール4歳三冠を達成。現地では日本産馬の評価が急騰しているという。
先月行われたHBAセレクションセールにもシンガポールのバイヤーが多数来場。Tan氏は2頭の1歳馬を購買した。日本産馬に対して理解が深いTan氏は「オーストラリアの馬とはタイプが違うが、日本産馬に合った調教をすれば十分互角に戦えます。その方法が分かるまでに少し時間は掛かりましたが、今はノウハウを得たのでこれからもたくさん活躍すると思います」と期待。また、日本産馬のレベルの高さを世界に広めるには「レースに協賛するなど、効果的なプロモーションをすれば関心が高まるのでは」とアドバイスしていた。

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