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ストラヴィンスキーがNZへシャトル

2009年07月30日 14時44分

新ひだか町のJBBA日本軽種馬協会静内種馬場で種牡馬生活を送っているストラヴィンスキー(牡13歳、父ヌレエフ)が7月18日、シャトルスタリオンとして供用される南半球のニュージーランドへ向け出国した。
同馬のシャトルは2年ぶりのこと。昨シーズンは、一昨年に日本、オーストラリアで発生した馬インフルエンザの影響で、衛生条件に関する2国間協定が整わなかったためシャトルを断念していた。
北半球シーズンの種付業務を終了した同馬は、17日に同種馬場を出発。翌18日、成田国際空港から米国へ向け旅立った。米国ではケンタッキー州のアシュフォードスタッドで60日間の検疫。さらにオーストラリアへ渡り、2週間の検疫を済ませてから現地に入る。
繋養先はニュージーランドの名門ケンブリッジスタッドで、種付料は3万5000NZドル(約220万円)。9月後半にスタッド入りし、10月初頭から種付けをスタートさせる。世界各国で7頭のG1ウイナーを輩出するほか、南半球で抜群の実績を残している人気種牡馬だけあり、すでに100頭以上の配合申込みがあるという。
愛馬を見送った同種馬場の木村慶純場長は「入国するまで2カ国を経由する過酷な行程ですが、元気な姿でシーズンを迎えてほしい。2シーズンぶりとなるので、現地でも首を長くして待っているようです。万全の態勢で送り出したので、あとは無事に帰ってきてほしいですね」と海の向こうでの活躍を祈っていた。
現役時代は欧州チャンピオンスプリンターに、種牡馬入りしてからは米・NZ2歳新種牡馬チャンピオンに輝いた同馬の本邦初年度産駒は今年デビュー。ホッカイドウ競馬で早くも2勝目を挙げたジョオーサマ(牝2歳)が登場するなど、幸先の良いスタートを切っている。

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