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「八戸市場」開催、総額、売却率とも前年増

2009年07月09日 14時15分

青森県の八戸家畜市場で7月7日、青森県軽種馬生産農協主催の「八戸“星”市場/サラブレッド1歳」が開催された。60頭が上場されたセリでは、28頭を売却。売却総額は前年比640万5000円増の6720万円、売却率は同20.35ポイント増の46.67%、平均価格は同約64万円減の240万円だった。
最高価格となったのは、祖母に1986年の最優秀2歳牝馬コーセイを持つアイアムザフィリー20(牡、父オペラハウス、販売申込者/新ひだか町・(株)タイヘイ牧場)。活発な競り合いの末に新冠町の(有)ビッグレッドファームが640万5000円で落札した。これに次いだのは、半兄に2002年のハイセイコー記念勝ち馬スオウライデンがいるシャンクオリティの2008(牡、父スキャン、販売申込者/平取町・(有)北島牧場)の483万円。東京都の日下部勝徳氏が落札した。
また、牝馬の最高価格は、祖母が重賞5勝の活躍牝馬ダイナフェアリーの全妹という血統のユキノグローリー2008(牝、父ゼンノロブロイ、販売申込者/新ひだか町・(有)桜井牧場)で420万円。こちらも新冠町の(有)ビッグレッドファームによって落札された。
先行きの見えない世界不況の中で開催された同市場。取引馬のマイネレーツェルが昨年のG2フィリーズレビュー、G2ローズSを制するなどの追い風もあったが、「楽観視が出来ない状況の中で前年度対比プラスは大健闘。主催者として今後に自信が持てた」と山内正孝組合長は安堵の表情で市場を振り返った。
なお、JRA日本中央競馬会は5頭(牡2頭、牝3頭)を総額1480万5000円で購買。5頭は、来春のブリーズアップセールへ向け、翌日にはJRA宮崎育成牧場へ旅立った。

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