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ハイエストオナーが死亡

2009年07月03日 12時13分

現地時間6月25日、仏ケネー牧場で功労馬として繋養されていたハイエストオナーが心臓発作のため死亡した。26歳だった。
1983年生まれのハイエストオナーは父ケンメア、母ハイリヴァー、母の父リヴァーマン という血統の仏国産馬。ペトラ・ブラッドストック社の生産馬で、I.M.ファレス厩舎(※)が所有。仏国のパスカル・バリー師が調教にあたった。
現役時は仏米で2~4歳時14戦4勝。3歳時はG1プールデッセデプーラン(仏2000ギニー)とG1ジャンプラ賞で2着。4歳時はG1イスパーン賞とG3エドモンブラン賞を制したほか、G1フォレ賞2着、G1ガネー賞3着。G1BCマイル7着を最後に現役を引退した。
5歳時(1988年)から種牡馬入り。多くの一流馬を送り、1995年と2000年には仏チャンピオンサイアーに輝いている。その後、25歳時(2008年)の種付けシーズンを最後に種牡馬を引退、同牧場で余生を過ごしていた。
代表産駒にはレーヴドスカーFR(G1サンタラリ賞)、メダーリー(G1レーシングポストトロフィー)、サガシティ(G1クリテリウムドサンクルー)、デディケーション(G1フォレ賞)、マロッタ(G1サンタラリ賞)、アドマイスFR(G1オークトゥリーターフ選手権S)らがいる。5/10のG1プールデッセデプーラン(仏2000ギニー)を制したシルヴァーフロストの父ヴェルグラ(G3コヴェントリーS)もハイエストオナーの産駒だ。
さらに、ブルードメアサイアーとしても評価が高い。母の父にハイエストオナーを持つ代表的な活躍馬には、ヴァオリミクス(G1プールデッセデプーラン=仏2000ギニー、G1ジャックルマロワ賞)、グルームテッセ(G1伊ダービー)らがいる。
日本でも、繁殖牝馬として輸入されたレーヴドスカーFRが産駒からアプレザンレーヴ(青葉賞)、レーヴダムール(阪神ジュベナイルフィリーズ2着)、ナイアガラ(すみれS)を、アドマイスFRがハシッテホシーノ(フローラS3着)、ブラックカフェ(卯月Sなど6勝)、マドモアゼルドパリ(飛鳥Sなど6勝)と、活躍馬を送っている。
※Ecurie I. M. Fares。イサム・ファレス氏(レバノン人実業家・政治家)の馬主名義。

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