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JBBA調査馬が韓国へ向け出国

2009年07月02日 15時51分

5月に行われた2歳トレーニングセールにおいて、JBBA日本軽種馬協会が韓国向けの調査馬として購買した2歳馬が6月26日夕方、出国検疫のために在厩していた新ひだか町のJBBA静内種馬場から韓国へ向け旅立った。
JBBAが購買した調査馬は牝馬10頭。すべて将来の繁殖候補として、HBA日高軽種馬農協が札幌競馬場で開催したトレーニングセールで購買した。購買総額は3643万5000円。ソウル競馬場に寄贈されることになっている。
調査馬はセール後、各牧場から新ひだか町の三石軽種馬共同育成センターへ移動。出国へ向けての調教が積まれていた。同種馬場の検疫厩舎には18日に入厩。この間、韓国へ行っても食欲が落ちないようにと現地の飼料が与えられるなど、万全の態勢がとられた。
近年、アジアにおける日本産馬の活躍は目覚しく、今年は5月31日にシンガポールのLG1パトロンズボウルを勝ったジョリーズシンジュ(牝4歳、父ジョリーズヘイロー、浦河町・丸幸小林牧場生産)が、6月21日のLG2シンガポールダービートライアルも5馬身差で圧勝し、重賞を連覇。パート1国である日本産のサラブレッドに対する評価が俄然高まっている。
当然、調査馬に懸かる期待も大きく、馬運車に乗り込む姿を見守っていたJBBA関係者は「ジョリーズシンジュに続いてほしいですね。韓国で日本産馬の名声を高め、その後は繁殖としても基礎牝馬になるくらい優秀な産駒を送り出してくれれば」と異国での成功を祈っていた。

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